2025年11月07日

脂肪吸引当日の流れ〜手術前の準備から始まる一日
脂肪吸引を受けようと決心された方は、おそらく手術当日流れが気になっているのではないでしょうか。
脂肪吸引当日は思っているよりもシンプルな流れで進行します。クリニック到着から帰宅まで、一連の流れを把握しておくことで不安も軽減されるでしょう。
私は脂肪吸引・注入専門医師として多くの患者様の手術を担当してきました。その経験から、当日の流れを詳しく解説していきます。手術の各ステップを理解することで、心の準備もしっかりとできるはずです。

この記事では、脂肪吸引当日の時間の流れに沿って、受付から手術、そして帰宅までの一連の流れを詳細に解説します。特に初めて脂肪吸引を受ける方にとって、当日の流れを知ることは安心感につながります。
脂肪吸引当日の持ち物と服装〜準備をしっかりと
手術当日の持ち物は、クリニックからの指示に従うことが基本です。今回は一般的に必要なものをリストアップしておきます。
身分証明書や事前に渡された同意書や問診票がある場合は忘れずに持参してください。当院では、問診票や同意書をオンラインで共有しており、より身軽にご来院いただけます。
服装については、脱ぎ着がしやすく、締め付けの少ないものを選びましょう。手術後は圧迫着を着用するため、その上から着られる少しゆとりのある服が理想的です。
手術部位によって持ち物や服装の注意点が変わることもあります。例えば、お腹や腰の脂肪吸引の場合は、ウエストがゴムのパンツが便利です。二の腕の場合は、袖の広いトップスがおすすめです。
私の経験上、患者様が最も忘れやすいのが「帰りの服装」への配慮です。手術後は動きづらくなるため、着替えやすい服を選ぶことが重要です。特に冬場は、圧迫着の上から着られる大きめのコートなどがあると便利でしょう。
また、手術後の帰宅方法も事前に考えておく必要があります。小範囲の吸引であれば、公共交通機関でのご帰宅が可能です。一方で、広範囲の脂肪吸引を受ける場合は、タクシーや家族の送迎が望ましいです。
クリニック到着から手術室入室まで〜受付から始まる流れ
手術当日、クリニックに到着後、受付がご案内いたします。当院は、完全予約制でプライバシーを最大限考慮しており、来院後すぐに個室にご案内するため、他の患者様と顔を合わすことはありません。
更衣と術前準備
手術着への着替えが行われます。クリニックによって異なりますが、通常は専用のガウンや術衣が用意されています。
着替えの際、貴重品や装飾品(ネックレス、ピアス、指輪など)は外すよう指示があります。これらは手術中の安全のためです。また、メイクも落としていただきます。
術前の施術のダウンタイム含めた経過のご説明
ここで看護師より、手術のダウンタイムや術後の経過に関して改めて詳細な説明があります。施術部位の確認、予想される効果、リスクや副作用についても再度説明を受けます。質問があれば、この時点で必ず解消しておきましょう。
術前の写真撮影
術前写真の撮影が行われます。これは手術前の状態を記録するためのもので、術後の経過観察や効果の確認に使用されます。
撮影は通常、施術部位を中心に行われます。例えば、お腹の脂肪吸引であれば、正面・側面・斜めからの全身写真や、お腹にフォーカスした写真が撮影されます。
写真撮影は少し恥ずかしく感じる方もいらっしゃいますが、医療記録として非常に重要なものです。撮影されたデータは厳重に管理され、あなたの同意なく外部に公開されることはありません。

術前カウンセリングとマーキング
次に術前のマーキングをしていきます。ここで傷跡、脂肪吸引範囲、吸引のデザインをしていきます。ご不安なことがあれば、ここでご相談しながら、最終デザインを決定します。
ここまでの流れで、いよいよ手術室入室の準備が整います。看護師から最終的な説明を受け、トイレを済ませておくよう促されることが多いです。
手術室に入る直前、多くの患者様は緊張されます。これは自然なことです。深呼吸をして、リラックスするよう心がけましょう。
脂肪吸引手術中の流れ〜麻酔から施術完了まで
手術室に入ると、まず手術台に横になります。手術台に横になると、モニター装置が取り付けられます。これは手術中の心拍数や血圧、酸素飽和度などを常に監視するためのものです。
麻酔の種類と流れ
脂肪吸引では、主に局所麻酔と静脈麻酔が用いられます。施術範囲や患者様の状態によって、適切な麻酔方法が選択されます。当院では、静脈麻酔を採用しています。
ます点滴から麻酔薬が投与されます。徐々に眠気を感じ、うとうとした状態になり次第に完全に意識がなくなります。
脂肪吸引の森クリニック東京院では、麻酔科医監修のもとで麻酔を行っています。安全性を最優先に考え、患者様の状態に合わせた麻酔管理を徹底しています。
ベイザー脂肪吸引の施術ステップ
麻酔が効いたら、いよいよ脂肪吸引の施術が始まります。当院で行っているベイザー脂肪吸引の場合、以下のステップで進行します。
脂肪吸引の施術時間は、範囲や量によって大きく異なります。小範囲の場合は30分程度で終了することもありますが、複数部位や広範囲の場合は2〜3時間かかることもあります。
施術中は、麻酔をしっかりコントロールしているため、施術中に目が覚めて怖い思いをすることやお痛みを感じることはありません。他院で脂肪吸引をした際には、起きてしまった方も脂肪吸引の森クリニックでは、途中で覚めることなく手術が終了します。
手術が終わると、施術部位に圧迫包帯や専用の圧迫着が装着されます。これは腫れや内出血を抑えるために非常に重要です。
術後回復室での過ごし方〜目覚めから観察まで
手術が終わると、回復室に移動します。ここでは、麻酔からの覚醒と全身状態の観察が行われます。
静脈麻酔を受けた場合、徐々に意識が戻ってきます。この時、少しぼんやりした感覚や、時間感覚のずれを感じることがありますが、心配はいりません。通常は30分〜1時間程度で意識がはっきりしてきます。
回復室では、看護師が定期的にバイタルチェックを行います。血圧や脈拍、体温などを測定し、異常がないか確認します。また、施術部位の状態も確認され、出血や腫れが気になる場合は適切な処置が行われます。上記が一般的なクリニックですが、脂肪吸引の森クリニックでは、回復室の状態を遠隔でのモニター管理もしております。日本の美容外科でこういった設備があるクリニックはごくわずかです。安全面では、やりすぎでちょうどいいと考えており、万全の安全管理を行っております。
術後の痛みと対処法
麻酔が切れてくると、施術部位に痛みや違和感を感じることがあります。痛みの程度は個人差がありますが、多くの場合は鈍い痛みや圧迫感を感じる程度です。
痛みが強い場合は、看護師に伝えましょう。状況に応じて鎮痛剤を投与していきます。我慢する必要はありません。適切な痛み管理は回復を早める重要な要素です。
私のクリニックでは、術後の痛みを最小限に抑えるための工夫を行っています。技術的な面はもちろん、術後の圧迫方法や薬剤の選択にもこだわっています。「同等量の吸引で私よりダウンタイムが短い医者は居ない」と自負しているのは、こうした細部へのこだわりがあるからです。
水分・食事の摂取
回復室では、状態が安定していれば水分摂取が許可されます。最初は少量の水から始め、問題なければ徐々に量を増やしていきます。
食事については、ゼリー状のもの等、消化の良いものから始めるのがおすすめです。
吐き気を感じる場合は、無理に飲食せず、看護師に相談しましょう。追加の吐き気止めを点滴いたします。
回復室での滞在時間は、手術の内容や患者様の回復状況によって異なります。小範囲の脂肪吸引であれば1〜1.5時間程度、広範囲の場合は2時間ほど経過観察が行っていきます。

回復室での経過観察中、少し歩いてみるよう促されることもあります。これは血行促進や全身状態の確認のためです。最初は看護師のサポートを受けながら、ゆっくりと動いてみましょう。
帰宅の判断と注意事項〜安全な帰宅のために
回復室での経過観察を終えると、いよいよ帰宅の準備が始まります。
帰宅の判断基準は主に以下の点です。
これらの条件を満たしていれば、帰宅が可能となります。
帰宅前の最終チェックと説明
帰宅前には、最終チェックが行われます。施術部位の状態を確認し、問題がなければ帰宅の許可が出ます。
また、看護師から以下のような説明があります。
これらの説明は非常に重要です。多くのクリニックでは、これらの内容を記載した術後の注意事項書が渡されます。脂肪吸引の森クリニックでは、オンライン上で共有し、確認可能にしております。
帰宅方法と同伴者の必要性
脂肪吸引後の帰宅は、狭い範囲の吸引であれば、公共交通機関でのご帰宅が可能ですが、多部位の施術や吸引量が多い場合はタクシーや同伴者にお迎えしていただくのがおすすめです。
可能であれば、同伴者と一緒に帰宅することもお勧めです。万が一、帰宅途中に気分が悪くなったり、サポートが必要になったりした場合に安心です。
脂肪吸引の森クリニックでは、患者様の安全を第一に考え、状況に応じて帰宅方法をアドバイスしています。特に遠方からいらっしゃる方には、近隣のホテルに一泊されることをお勧めすることもあります。
帰宅の際は、あわてず、ゆっくりと行動しましょう。急な動きは痛みや出血のリスクを高める可能性があります。
術後の経過に不安を感じることはありませんか?
術後の過ごし方と注意点〜帰宅後の生活
帰宅後の過ごし方は、術後の経過に大きく影響します。適切なケアと生活習慣で、より良い結果とスムーズな回復が期待できます。
帰宅後の基本的な注意点は以下の通りです。
当日〜翌日の過ごし方
手術当日は、できるだけ安静に過ごし、水分はこまめに摂取しましょう。脱水は回復を遅らせる原因になります。ただし、アルコールは避けてください。
食事は消化の良いものを中心に、無理のない範囲で摂取しましょう。手術によるストレスで食欲が落ちていることもありますが、栄養摂取は回復に重要です。
痛みを感じたら、処方された鎮痛剤を用法用量を守って服用してください。痛みを我慢することで、血圧が上がり、腫れや内出血が悪化することもあります。
当院独自のダウンタイム軽減処置の一つである”翌日縫合”が適応の患者様は、翌日もご来院いただきます。
圧迫着の着用と管理
圧迫着の正しい着用は、術後の仕上がりに大きく影響します。医師や看護師の指示に従い、適切な期間と方法で着用しましょう。
圧迫着は基本的に24時間着用します。シャワー時のみ一時的に外すことができますが、その後はすぐに着用します。
圧迫着がずれたり、きつすぎたり、緩すぎたりする場合は、クリニックに相談してください。適切な圧迫は腫れの軽減や皮膚のひきしめに効果的ですが、不適切な圧迫は逆効果になることもあります。
私は圧迫の重要性を特に強調しています。「負担は最小限、効果は最大限に」という理念の下、患者様に最適な圧迫方法をアドバイスしています。適切な圧迫は、ダウンタイムの短縮にも大きく貢献するのです。
シャワーと傷口のケア
シャワーは通常、手術翌日から許可されます。ただし、熱いお湯は避け、ぬるま湯で短時間にしましょう。
傷口は濡らしても問題ありませんが、ゴシゴシと洗うのは避けてください。優しく水で流す程度にしましょう。
シャワー後は、傷口を清潔なタオルで軽く押さえるように拭き、その後、必要に応じて新しいガーゼや絆創膏を貼ります。
入浴(湯船につかること)は、通常1週間程度控えていただきます。これは傷口の感染リスクを減らし、血行が良くなりすぎることによる腫れの悪化を防ぐためです。
日常生活への復帰タイミング
日常生活への復帰は、施術の範囲や個人の回復力によって異なります。一般的な目安は以下の通りです。
脂肪吸引の森クリニック東京院では、「最短で翌日から仕事復帰が可能」と案内していますが、これは普通体型の方の脂肪吸引の場合です。吸引量や範囲、仕事内容によって、適切な復帰タイミングは変わります。
術後の経過観察と完成までの道のり〜長期的な視点
脂肪吸引の効果は手術直後から見られますが、最終的な仕上がりまでには時間がかかります。術後の経過観察と長期的な視点を持つことが大切です。
術後の通院スケジュール
術後の通院スケジュールは、クリニックや施術内容によって異なります。
脂肪吸引の森クリニック東京院では、基本的に翌日縫合と1週間後に抜糸にご来院いただくのがおすすめです。以降は、心配な症状あれば、クリニックにご連絡いただき、いつでもご来院ください。
これらの通院は、合併症の早期発見や、より良い仕上がりのためのアドバイスを受ける重要な機会です。
私のクリニックでは、患者様一人ひとりの回復状況に合わせたアドバイスを行い、最高の結果を目指しています。
腫れや内出血の経過
脂肪吸引後の腫れや内出血は避けられないものですが、時間とともに改善していきます。一般的な経過は以下の通りです。
個人差が大きいので、これはあくまで目安です。回復が遅いと感じても、焦らず経過を見守りましょう。ただし、急激な腫れの増加や強い痛み、発熱などの異常を感じたら、すぐにクリニックに連絡してください。
最終的な仕上がりまでの期間
脂肪吸引の最終的な仕上がりを評価できるのは、一般的に術後6ヶ月と言われています。この間、体内では様々な変化が起こっています。
まず、吸引した部位の皮膚が徐々に引き締まってきます。ベイザー脂肪吸引の場合、皮膚のひきしめ効果が特に期待できます。
また、残った脂肪細胞が再配置され、より自然な輪郭が形成されていきます。これには時間がかかりますが、日々少しずつ変化していきます。
この期間中、体重管理と健康的な生活習慣の維持が非常に重要です。急激な体重増加は、残った脂肪細胞の肥大を招き、せっかくの効果を損なう可能性があります。
私は患者様に「脂肪吸引は、ダイエットの代わりではなく、ボディラインを整えるための手段」であることを伝えています。術後の生活習慣も含めたトータルケアが、長期的な満足度につながるのです。
まとめ〜脂肪吸引当日の流れを理解して安心して臨もう
脂肪吸引当日の流れについて、受付から帰宅までを時系列で解説してきました。ここで重要なポイントを振り返りましょう。
脂肪吸引は、適切な技術と術後ケアによって、理想のボディラインに近づける効果的な方法です。しかし、手術である以上、リスクやダウンタイムが伴うことも事実です。
私は「負担は最小限、効果は最大限に」という理念のもと、患者様一人ひとりに最適な施術を提供することを心がけています。高い技術力はもちろん、術後のダウンタイムを最小限に抑えるための工夫も常に追求しています。
脂肪吸引を検討されている方は、信頼できる医師との十分な相談の上で決断されることをお勧めします。そして、手術当日の流れを理解しておくことで、不安を軽減し、より良い結果につなげていただければ幸いです。
脂肪吸引の森クリニックでは、ベイザー脂肪吸引を中心に、患者様のご希望に合わせた施術をご提案しています。カウンセリングは無料ですので、お気軽にご相談ください。
詳細は脂肪吸引の森クリニックの公式サイトをご覧ください。あなたの理想のボディラインへの一歩を、私たちがサポートします。
【著者】森 祐揮(もり ゆうき)
【プロフィール】
広島大学医学部医学科を卒業後、横浜旭中央総合病院、慶應義塾大学病院、大手美容外科品川美容外科クリニックにて部長を歴任。さらに Mods Clinic 名古屋院の院長を務めた後、2025年に脂肪吸引の森クリニックを開院。

